実家で飼ってる文鳥のテカリンは奥さんのまだらに先立たれてから、なんだか変わってしまったような気がする。
窓際に置いた鳥籠の中で、しきりに外の鳥に「ピッ、ピッ」と鳴いてはせわしなくキョロキョロしている。
以前はそんなに外の鳥に向かって鳴くことはなかった気がするのだけれど…。
そういえば、私が妊娠中でトキソプラズマ菌が怖いから放鳥していなかったせいか、何となくテカリンが太ったような気がする。
お腹の中に新しい命があることもあり、いつも以上に他の命も大事にしたいと思えてきます。
出産予定の病院に電話して、産婦人科につないでもらいました。
「産婦人科です」と言って出た人に聞いてみると、いままで一緒に暮らしていた両親が何ともないのであれば、恐らくトキソプラズマ菌を始めとした病原菌は持っていないと思われるので、放鳥してもたぶん問題ないだろう。
ただし、餌やりはフンの始末は家族にお願いして、触った後はしっかり手を洗ってね。
とのことでした。
奥さんのまだらがいなくなって寂しいだろうに、鳥本来の姿である羽を広げて飛ぶこともできないなんて、どれほどストレスがたまっているのだろう。
そう思って、思い切って部屋の中で放すことにしました。
少しでも、テカリンの気持ちが晴れることを願って。
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